親のすりこみから自由になる

つらい人生から楽しい人生への記録

親に守られている感覚

息子がインフルになって、ブログから離れ

そのまま忘れて1か月も経ってしまった。

 

季節は春になってきた。

気が付いたら、たくさん花が咲いている。

わたしが生まれた季節。

一年で一番好きな季節がきた。

うれしいなぁ。

 

 

最近、またモヤモヤしていた。

ふがいない自分を認めるために、今の現実があるなぁと実感している。

会社では、たくさん新人さんが入っているのに

わたしだけには、仕事がまかされない。情報が一切入ってこない。

とても悲しい。

そして、また無視されている。

そういう人がいる会社に居続けることは、とても心がやられるけど

そこを認めるときが来たんじゃないかなあと思っている。

 

星野源が好きだ。

 

歌も好きだけど、あの素直で飾らないで自分を表現できる彼が好き。

 

今日は、エッセイ「いのちの車窓から」を読みながら会社に来た。

 

源さんの子供のころの話が書いてあった。

 

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小学校低学年のころ、母と父の夜遊びによく一緒に行っていた(ジャズバーとか)

母のひざの上で、よく寝たふりをしていた。

 

そこで、親に守られている感じを味わうのが好きだった。

そのことを思い出すと今でも、親に守られていたころの感覚を思い出す。

 

自分(子供)のことを気にしないで、親が自分の話をしているのを聞くのが好きだった。

親が、親の好きな話(ジャズのこととか)を、自分の知らない話をしているのを聞くのが好きだった。

 

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というような内容。

 

これを見たら、すごく泣けた。

親に守られていた感覚を思い出す。

 

 

思い出せない、、というか、守られてると思ったことがないことがわかる。

悲しくて、心細くて、源さんがうらやましくなった。

大概の親は、子供を守っているのだろうか。

 

命の危険を守ってはもらったと思うけど、命以外は守ってもらったことがなかった。

そういえば、

「そんな親のせいで、私は、こんな自分がわからない人になってしまった。」

と、3~4年前に受けたヒプノセラピーで言われたな。。

 

お母さんはいるけど、私の前にはいない。

心は、魂は、ここにはいない。

わたしは、ずっとひとりぼっちだった。

 

そんな感覚だったな。

 

 

これを思うだけで、涙が止まらない。

怖くて怖くてたまらなかった。守ってもらいたかった。ずっと不安だった。

 

今でも母は変わらない。

いつまでも、母は母のことしか考えていない。。。

 

一見、普通の母親に見えるけど、違う。

 

 

すっごく悲しくて、ずっとひとりでがんばってきた自分を褒めてあげた。

 

今もひとり、がんばってる。

この、怖い、不安な気持ちを、自分ひとりで消化するために

どれだけ心を殺して、心に鞭を打って、強くなっていたんだろう。

そうでもしないと、私の心はとっくに壊れてしまっていたんだろう。

 

なんて強い子だったんだろう。

なんて偉い子なんだろう。

誰にも文句も言わず、ずっとずっと、顔では笑って、ひとりで抱えていた。

 

なんてかわいそうなんだろう。

 

自分を守るための、最善の方法だったんだなぁ。

すっごくがんばってきたんだなぁ。

 

それを、とても思った。

 

親に守られている感覚、、息子に味わ合わせてあげられてるんだろうか。

 

すぐに息子を責めてしまう。

 

それも、わかった。

 

誰かを責める方法しか、自分を守る方法をしらなかったんだもん。

仕方ないことなんだ。

 

すごくかわいそうだったんだ。

 

虐待に見えない、心の虐待。

こういうことがいろんなところで繰り広げられてるんだな。。

 

 

そういう子供の居場所を、造りたいなぁ。

 

 

 

だから、いつでも体に力が入ってしまってるんだなぁ。

よくわかった。

 

 

 

 

源さんのエッセイは、本当に心に突き刺さる。

すごくいい文章で、好きだなー。